答え |
A.1 |
通常は国土地理院発行の1/25,000地形図などから読取ります。また、地図検索サイトなどを利用するとインターネット上で緯度・経度を調べることもできます。ただし、インターネット上で検索した結果はあくまでも目安ですので、正確な緯度・経度の値が必要な場合には使用しないでください。
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こちらのページで、指定した場所の緯度・経度の取得や磁気偏角の近似計算を行うことができます。 |
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国土地理院の地形図閲覧サービスで緯度・経度を知りたい場所近辺の地形図を表示し、地形図上でマウスの左ボタンでクリックすると、クリックした場所の緯度・経度が表示されます。 |
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地図検索サイトMapionで緯度・経度を知りたい場所を地図の中心に指定し、地図のURLを「i-modeに送る」ボタンをクリックすると、表示されたi-mode用URLから緯度・経度を知ることができます。 |
i-mode用URLに含まれる緯度・経度情報(左図の例では北緯34度41分09.003秒、東経135度30分56.034秒)を読み取ります。 |
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A.2 |
日本測地系や世界測地系などの測地基準系に基づいて定めた測地緯度・経度とは別に、天文測量によって求められる緯度・経度を天文緯度・経度と呼びます。天文経度は天体が観測地点を通過した時刻とグリニッジ天文台を通過した時刻の時間差から算出し、天文緯度は観測地点から見た天の北極の高度から測定します。
天文緯度・経度と測地緯度・経度はともに地球上の位置を示すための座標系ですが、測量の基準やその用途が違うためどちらが正しいという性質のものではありません。ただし、測地緯度・経度が測地系の基準が変わればそれに伴って移動するのに対し、天文緯度・経度は観測地点固有のもであり地上の測地系の影響を受けません。
日照・日影計算は、観測地点における見かけ上の太陽の運動を計算するものであり、緯度・経度の測定は本来天文測量によるべきものと考えられます。したがって、観測地点の緯度・経度が天文緯度・経度である場合には、地上の測地系の変更が日照・日影計算に影響を及ぼすことはありません。
ただし、天文台などを除けば観測地点の天文緯度・経度が得られることはほとんどありませんので、この場合は世界測地系による緯度・経度を使用するのが望ましいと言えます。
しかし、天体のスケールに比べると測地系による差異は僅かなものであり、当面の間日本測地系による緯度・経度を使用したとしても、直ちに実用性を損ねるものではないと考えられます。 |
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A.3 |
天空率算定に対する基本的な考え方、確認申請時における確認検査機関の審査方法や手順などについては、「リンク」集のページ「天空率などの審査関連」などを参照してください。 |
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A.4 |
英語版のソフトをインストールすると、Visual Basicランタイムライブラリが英語版に置き換えられてしまうことがあるため、ウィンドウやダイアログのフォントの文字化けが発生します。このような場合には、日本語版のVisual Basicランタイムライブラリを再度インストールすることで文字化けが解消されます。
なお、日本語版のVisual BasicランタイムライブラリはVectorのSoftライブラリなどから入手できます。 |
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